春のバチパターンのシーズンに、涸沼川の那珂川との合流部に、シーバスが夕まずめの下げに合わせて涸沼川に入ってきます。

そのタイミングを狙って爆釣を楽しみましょう!

【那珂川】茨城シーバス釣りポイントへの行き方


東水戸道路・水戸大洗ICから国道51号を南下し約2km先の高架の側道を入ります。

県道を大洗駅方向へ約1km進むと涸沼橋です。

【那珂川】茨城シーバス釣りポイントのシーバス攻略法

茨城県の春は、東京などと比べ水温が低いので遅いです。

那珂川では例年、3月の第1~第2週の大潮時からバチパターンが始まり、4月いっばいこの状態が続きます。

河川内に居つきのシーバスもいますが、多くは上げ潮に乗って一気に潮上してきて、下げ潮とともに落ちていくというパターンが多いようです。

ここで紹介するポイントは、那珂川の河口から約1km上流の右岸で合流する涸沼川との合流点です。

それも合流点から涸沼川に入って、約300mくらいまでのエリアです。

バチ抜けは那珂川のさらに上流でも起こっていますが、海水温に比べて水温がまだまだ低いこの時期に、涸沼川より流れの勢いが強い那珂川へは、あまりたくさんのシーバスが渕上していません。

那珂川はいたる所でバチ抜けがあり、どこにでもシーバスはいるようにも思えてきますが、実際には大きなバラツキがあり、ヒットも単発的です。

そのうえ、河川の幅も広くシーバスの居場所を探していたのでは、せっかくの短い時合を逃すことになり、よい釣果にめぐり合えないという事態も起こってしまいます。

それに対して涸沼川は、川幅が狭いことでポイントもしぼりやすく、シーバスの群れが入ってくると連続して釣れることも多いです。

涸沼川のこのエリアは、両岸とも狙えますが、左岸の水戸市側(川の中心が大洗町との境)は流れが速いので狙いにくいです。

大洗町側なら流れがゆるくなる場所があり、シーバスがたまりやすいことからヒットもより望めます。

那珂川と涸沼川の境となる間にはオートキャンプ場がありますが、釣りは禁止です。

そのほかの場所は、合流点の大洗町側のエリア以外は護岸されているのでアプローチしやすいです。

護岸されてないエリアは、遠浅で岸際にはアシが生い茂っていたり、崖があったりで横への移動が難しいため、ウエーダーをはいて立ち込まなくてはなりません。

たいていは膝くらいまでしか立ち込む必要はないですが、もし浅いと思って沖側まで出て釣っていたときに上げ潮になると危険なので、下げているうちに戻るようにしましょう。

時合は満潮からの下げ潮で、とくに下げ始めから約2時間が狙い目です。

それより下がると活性も下がってしまいます。

なかでも潮が大きく動く大潮時が最もよく、大潮の後の中潮も含め、このタイミングでの実績が高いです。

天候はできるだけ暖かい日がよく、北風が吹いて寒くなると一気に活性は下がります。

バチ抜けは暗くならないと起こりません。

夜間の釣りとなりますが、ちょうど3月から4月の大潮まわりは、夕方に満潮を迎えることから、21時くらいまでがチャンスです。

ここで使うルアーは、ミノーとシンキングペンシルです。

とくに、夕まずめと下げ潮の動き始めがからんだ時間帯は何でもヒットしてきますが、ちょっと流れが速くなってくると大型ミノーにはアタるもののヒットしなくなります。

こうなるとシンキングペンシルの独壇場です。

ヨレヨレとワンダー80、トリップ85を、状況によって使い分けます。

表層で食っているときはワンダー80

あまり上に出ないときはトリップ85

飛距離が欲しいときはヨレヨレという感じです。

ミノーはアップクロスで投げ、自分の立ち位置に対して大きく弧を描くようにリトリーブしてきます。

ターンなど大きくアクションすると食わないので注意しましょう。

スピードは流れよりやや速く、糸フケが出ない程度に引きます。

あまりアクションはしなくてよいでしょう。

シンキングペンシルは、ミノーの場合と同じような引き方をします。

アップクロスで投げて下流側でターン(アクションは抑え気味)させたり、ラインドラッキングでルアーの動きがナチュラルにドリフトするようにしたりします。

ボイルが下流側であったときなどはダウンキャストしましょう。

ラインテンションを軽く保った状態でロッドを倒しておくりこむのも有効でしょう。

釣れるシーバスのサイズは40〜75cmくらいです。

日によってもムラがあり、昨日は60cmアップばかりだったのに、今日は小さいのばかりだったりとまちまちです。

ただし、潮の下げ始めの最初にヒットしてくるシーバスは、デカいことが多いです。

約2時間の釣果で、数的には2〜3匹、多いときで8匹前後といったところです。

アタリは流れの中なので、明確にゴンとかゴンゴンとかでわかりやすいです。

夏場のように派手なファイトはさすがに望めませんが、低水温のなかでもそれなりの引きをみせてくれます。

この場所はエサ釣り(ブッ込み)の人も多いので、ルアーを流すときは距離を把握して行うよう注意しましょう。

また、外灯もなくほとんど真っ暗闇な場所なのでライトは必携品ですが、もしものことを考えて予備を用意しておいたほうが無難です。

【那珂川】茨城シーバス釣りポイントの釣果実績ルアー

アイマ/コモモSF-125

バチパターンの定番です。

この時期はシャローレンジを意識しているシーバスが多いので効果的でしょう。

合流点は手前に浅い障害物が多いですが、ここを回避して引いてくることも可能です。

 

デュオ/タイドミノースリム120

動きはタイトに細かく、ポリュームがないのでバチパターンに非常にマッチングします。

ただし、ボリュームのあるなしで反応も変わるのでコモモと使い分けることが必要です。

 

邪道/ヨレヨレ

沈みすぎず、流れに乗せやすいので、シンキングペンシルのなかでは最初に使います。

スローからミディアムではS字に近い動きですが、ファーストだとミノーのような動きをします。

 

アイマ/トリップ85

ある程度の強風など厳しい条件下でも飛距離がでます。

水噛みがよく高速で引いても浮き上がりにくいです。

底のほうから表層までレンジを広く探れるので出番が一番多いです。

 

ラッキークラフト/ワンダー80

シンキングペンシルの元祖的な存在です。

ここで紹介したなかで最も浮きやすいので、表層を意識したときに使います。

動きが単調なゆえにシーバスにとっては食いやすく、実績は高いでしょう。

【那珂川】茨城シーバス釣りポイントのおすすめ時期

涸沼川のシーバスつりおすすめポイントは春先になります!

バチパターンは4月いっぱいです。

大潮時などの潮の動きが大きいときの満潮から下げ2時間が時合になります!

このタイミングを逃さないようにしましょう!