茨城県大洗町の涸沼川・大貫橋周辺のポイントを紹介します!
この河川は夏にはベイトの大量瀕上で、関東屈指のランカーシーバス河川になります!
【涸沼川】茨城シーバス釣りポイントへの行き方
東水戸道路・水戸大洗ICから国道51号を大洗方面へ進みます。
約4km先の大洗高校下交差点から県道へ入り、約1.2km西に進むと大貫橋に到着します。
【涸沼川】茨城シーバス釣りポイントのシーバス攻略法
那珂川の河口から1kmほど上流で合流する涸沼川は、那珂川に比べ川幅や水量は劣るものの、那珂川同様にランカーシーバススポットとして名高いです。
関東唯一の汽水湖である涸沼と外海とをつなぐ河川です。
涸沼といえば、広大な汽水エリアならではの多種多様な魚が棲息している場所です。
春から夏にかけて、サヨリやサッパ、コノシロが、産卵のために大量に溯上してきます。
こんな状況をシーバスが見逃すわけがありません。
河川内のシーバスの魚影も急速に増加します。
夏場は、数、型とも狙える最盛期です。
ここで紹介するポイントは、大貫橋周辺です。
大貫橋は那珂川との合流地点から約5km上流に位置する赤い鉄橋です。
大半が護岸整備されているので足場はよいです。
流れ込みや流れのカーブ、消波ブロック帯など多くの要素を備えています。
釣れるシーバスの平均サイズは50~60cmで、80cmオーバーの実績も高いです。
この時期の涸沼川のメインベイトのひとつは、イナッコです。
冬に生まれた7~9cmが中心で、水面近くに薄く広がって群集していることが多いです。
このイナッコをベイトとしているときは、その群れからはずれたコースにルアーを通し、はぐれたイナッコが水面でもがいている状況を演出するのがセオリーです。
一面がイナッコだらけのときは、シンキングミノーやシンキングペンシルで、群れのやや下をトレースするといいでしょう。
産卵のために大きな群れで渕上するサッパがメインベイトのときは、群れの移動に連動して、多くのシーバスが溯上してきます。
ルアーヘのアタックも積極的で、丸々と太ったグッドプロポーションが釣れることが多いです。
サッパは、表層よりも下のレンジで団子状に群れていることが多いです。
流速に応じてシンキングミノーなリハイブレーションで、少し下のレンジをトレースするのが効果的です。
ちょっとしたレンジの違いが、釣果を大きく左右することが多いです。
ベイトを意識したレンジ攻略は、きわめて重要です。
ここで紹介したボイントは、比較的足場はいいです。
しかし、より安全に楽しむためにもスパイクシューズとフローティングベストを用意しましょう。
また、人気スポットなので、対岸の人とルアーが絡まることもあります。
お互いに声をかけ合ったり、譲り合うなどしましょう。
また、夏場なので防虫対策は万全にしてください。
【涸沼川】茨城シーバス釣りポイントの実績ルアー
ダイワ/T.D.ソルトぺンシル
ドラドチューン11F
シャープなアクションで多くのアングラーから定評があるペンシルです。
ストップ&ゴーやドッグウォークなど多彩なアクションでアビールします。
通称•生エサ。
タックルハウスTKLM9/11
9cmミノーと思えないほどの飛距離が出ます。
超低速でものらりくらりとしたアクションでランカーシーバスを誘う小さ巨人。
場所を問わず使えます。
邪道/ヨレヨレ
圧倒的な飛距離で広範囲危探ることができ、強い流れの中でも安定して泳ぎます。
基本はただ巻きですが、流れがゆるいときはリフト&フォールやストップ&ゴーもよいでしょう。
ジャクソン/ロゴス105S
璽めの固定重心シンキングミノー。
飛距離が出て、素早いレンジ到達が可能です。
高アピールのワイドウォブリングで、押しの強い流れの中でも暴れすぎずに泳ぎます。
バスデイ/レンジバイブ80ES
キャスト時の空気抵抗や引き抵抗を抑えた極薄ボディ&低重心が特徴です。
押しの強い流れの中やファーストリトリーブでも安定して泳ぐので扱いやすいです。
【涸沼川】茨城シーバス釣りポイント①大貫橋上流右岸
大貫橋周辺は、川の流れが左側ヘカーブする頂点付近です。
流れのカーブの頂点にあたる場所で、手前に流芯があります。
そのため、左岸が浅く、流芯が寄っている右岸が深いです。
シーバスにとって左岸のシャローは、ベイトを追い込んで捕食するには好都合な場所です。
左岸際にある捨て石の先のかけあがりを重点的に狙いましょう。
一方の右岸は、岸際の消波ブロック寄りに流芯があります。
流れが強く、多くのベイトが流されてきます。
ここでは、目の前にある流芯や足元の消波ブロック際でのヒットが多いです。
なお、橋のすぐ下流には頭上に電線があります。
ルアーをひっかけたり、感電する危険性があるため、電線付近には入らないようにしましょう。
【涸沼川】茨城シーバス釣りポイント②大貫橋下流消波ブロック帯
橋から100mほど下流の一帯は、両岸とも消波ブロックが入っています。
シーバスがベイトを追い込んだり、待ち構えるのに最適な場所です。
満潮などで水位が高いときは、ブロック上に乗れません。
もっぱら護岸からの釣りとなります。
そのため、足元のブロックをかわすためにも、長めのロッドが使いやすいです。
【涸沼川】茨城シーバス釣りポイント③大貫橋下流左岸 石川川合流点
大貫橋下流左岸に流れ込む石川川の合流点は、べイトが多く、シーバスが回遊してくる可能性が高いです。
水深が浅いので、トップウォータープラグや、シャロー系ミノーでの実績が高いです。
また、合流部の境目に形成されたブレイクに魚がつくこともあります。
肩状にトレースして丹念に探りましょう。
90cmオーバーの実績もあります。
時合は、一般的に流れが効く満潮からの下げとされます。
しかし、この河川では上げ潮時も狙い目です。
上げ潮時は、本来の下流がどちらか一瞬わからなくなるほどの速さで逆流します。
それとともにベイトやシーバスが活発に行動します。
実は、この現象、上流に控える涸沼が海抜ゼロメートルであることが関係しています。
この河川の大きな特徴といえるでしょう。
時間帯としては、デイでも楽しむことはできますが、プレッシャーが高いので、警戒心が薄れる夜間が断然有利です。
ただ、夜の安全釣行と、イメージどおりの攻略を実現するためにも、明るい時間帯に地形や障害物などをチェックしておきましょう。
シーバスを狙う際の基本は、どこにベイトがたまって、どこをシーバスが回遊するのかを読み、ヨレや巻き返しなど、水の流れに変化がある場所を攻めることです。
これは、涸沼川でも同じです。