千葉県の木更津市にある小櫃堰下流のシーバスポイントを紹介します!

ベイトボールと下げ始めがカギです!

瀕上シーバスを狙い撃ちしましょう!

千葉シーバス釣りポイント【小櫃川】下流への行き方

東京湾アクアライン・袖ケ浦ICから国道16号を木更津方面へ約3.5kmで長須賀交差点へ到着します。

ここを左折し国道409号に入り、JR久留里線・祇園駅前、踏切を過ぎ、約300m先を左折します。

小櫃堰公園を過ぎて右折すると中郷大橋へ到着します。

千葉シーバス釣りポイント【小櫃川】下流の攻略法

春のバチ抜けシーズンが終了し、干潟やサーフなどでシコイワシなどを活発に追っていたシーバスは、初夏の水温上昇にともない、

より過ごしやすい低水温域に活動場所を移したり、よりベイトの集まる所を探して広範囲を活動するようになります。

そのため、河川内や水温の低い北日本などでの釣果が聞かれるようになります。

一方、東京湾沿岸では、工業排水等により湾奥や干潟の水温は上昇し、シーバスにとってはあまり居心地のよいエリアではなくなります。

そんななか、河川は比較的水温の変動が少なく、シーバスのベイトとなるイナッコや小ブナ等が活発に泳ぎまわり群れを形成しています。

これらのベイトを求めて、シーバスが河口から上流部へ溯上していきます。

東京湾アクアラインのやや南側、東京湾へ注ぐ千葉県木更津市の小櫃川も、シーバスがこの時期、ベイトを求めて遡上していくことで知られています。

ただし、その遡上も河口から約9km上流の小櫃堰までで、そこより上流へは遡上できません。

そのため、その堰周辺には河川を上ってきたシーバスがたまる傾向があり、いい釣りができる可能性が高いです。

また、満潮時にはここまで潮が入ることから、時合も潮汐に大きく関係しています。

そのため、大きく潮が動く大潮や中潮時には、シーバスの活性も上がり、チャンスとなります。

そのうえ、このタイミングにイナッコのベイトボールが発生することも、活性が高まる理由です。

小櫃堰は2段になっています。

シーバスの終着点である小櫃堰は、堰の下流に消波ブロックで囲まれたプール状の場所があり、ベイトがたまっていることが多いです。

群れが下げ潮によってボール状に固まって下っていくことがあります。

これにシーバスが猛然と突っ込んで捕食しだします。

時合になれば、ものすごい捕食音を聞くことができるかもしれません。

こうなるとトップ系やシャロー系のルアーでいい釣りができるはずです。

ただし、堰の下流にある消波ブロックは非常に滑りやすく危険です。

このベイトボールを狙うには、消波ブロックの下流側の切れ目付近から、上流に向かってキャストしましょう。

消波ブロックの下流側の両岸にいくつか点在している、ボサのない足場のいい場所から釣っていくようにすればよいでしょう。

このとき、シーバスは完全にベイトの群れを意識しています。

ベイトの群れからあまり離れている場所では、なかなかヒットしません。

群れからはぐれてしまって逃げ惑うようなべイトを演出したり、ベイトの群れの動きをじっくり観察しましょう。

次に群れが移動しそうな(シーバスが捕食しそうな)場所を予想し、ルアーをキャストするなどして釣っていきましょう。

シーバスのアタリは明確で、リトリーブ中に「ゴッ」や「ドスッ」とルアーをひったくるような感じででます。

ファイトは川の流れに乗られないように、魚の頭の向きを見ながら自分のほうへ寄せてきましょう。

強引にファイトすると魚がかえって興奮し、消波ブロックや杭のキワヘ逃げ込もうとし、ラインブレイクにつながるので注意してください。

ランディングは、魚が弱ったら浅い場所ヘズリ上げるようにすればいいでしょう。

また、一部護岸されている場所では、スニーカー等の軽装でも釣りはできますが、ランディングネットを忘れずに。

初めてポイントに入る人は、昼の明るい時間帯に消波ブロックや沈み石などの位置を下見しておくことが大切です。

これにより、どこにシーバスがつきそうなのか、川の流れの位置、ヨレができる場所などが事前にわかります。

また、ウエーディングが主体なので、チェストハイウエーダーやライフジャケットなどの安全対策は必須です。

ポイントまでは車の利用となります。

駐車スペースなどには十分に気をつけましょう。

ゴミやライン等は必ず各自が持ち帰り、現場に残さないようにしましょう。

千葉シーバス釣りポイント【小櫃川】下流の実績ルアー

エフテック/エスフォー7cm

メインベイトがイナッコのときに、ベイトボールから逃げ遅れた魚をイメージして、バタバタとした感じで水面直下をリトリーブします。

プール状のオープンウォーターやテトラ際など、流れのゆるい場所で使用します。

 

タックルハウス/ビットストリームF95


水面下40~70cmのレンジをリトリーブでき、流れの強い流芯の中や瀬の落ち込みなど流れの複雑な場所でも、しっかり水を噛みます。

どんなに流れがキツくても水面から飛び出ません。

流芯のど真ん中にキャストしてドリフトさせても良いでしょう。

 

メガバス/ジャイアント・ドッグ-X


表層のベイトが追われているときや、活性をチェックしたり、活性をあげたりするときに有効です。

リップがなくスマートな形状なので飛距離が出ます。

バイトがあったら即アワセは禁物です。

一呼吸おいてから、もしくは重みを感じてからアワせましょう。

 

アイマ/トリップ85、66

弱ったベイトが力なく流されている感じで、ヨレや流芯に漂わせます。

ベイトの気配が感じられないとき、いるのに反応がないとき、何を使ってもダメなときの最終手段です。

85でも釣れないときや、シーバスやベイトの型が小さいときには66を使いましょう。

千葉シーバス釣りポイント【小櫃川】下流のおすすめポイント消渡ブロックの下流

下流側の堰が中郷大橋のすぐ下に位置し、100mほど下流まで岸際に消波ブロックが入っています。

ここでの釣りは、この消波ブロックの切れ目あたりから、およそ200mほど下流までの間に入って行いましょう。

そこより下流測でも釣れますが、ベイトになっているイナッコがたまりにくいことから、ポイントがしぼりにくくなっています。

また、シーズン的に雨が降ることが多く、水量が増えればそれなりに流れは速くなりますが、通常はゆったりと流れています。

流芯付近の水深は2m近くあり、意外と深いです。

夕まずめから日没にウエーディングでエントリーし、満潮からの下げ潮を釣ります。

潮が下げだしたと思ったらベイトが騒ぎだし、いきなり時合に突入というパターンが多いです。

逃さないためにも、釣り場には上げ止まり間際には入っていたほうがいいでしょう。

なお、海から約9kmも離れているものの、干満の時間は潮汐表から若干遅れるくらいです。

それを目安に釣り場へ入るようにしましょう。