千葉県の浦安市、三番瀬の東京湾奥に残された希少なウェーディングのシーバスを紹介していきます!
千葉シーバス釣りポイント【三番瀬】への行き方
首都高速湾岸線・浦安ICから猫実川河口まで約1.5kmです。
ここから明海地区の埋め立て地の先まで約2.5kmです。
千葉シーバス釣りポイント【三番瀬】の攻略法
東京湾へ流れ込む江戸川放水路と旧江戸川というふたつの大規模河川。
ここから流失した泥濘が堆積し、形成された干潟が三番瀬です。
東京湾奥屈指のオープンウォーターの釣り場です。
潮通しがよく、大潮の干潮時には広大な干潟が干出します。
いっけん、平坦に見えるこの場所も、干潟が出ると航路や多くのチャンネルの存在を確認することができます。
三番瀬には、甲殻類や環虫類、小魚など、多くのベイトが棲息しています。
とくに春から夏にかけてはその量が豊富になります。
そのため、多くのシーバスが回遊するポイントとして知られています。
三番瀬といってもエリアは広く、船橋市側からも狙えますが、ここでは浦安市側のポイントを紹介します。
冬期に体力を消耗したシーバスも、春先から発生するバチや、稚アユ、イナッコなどを捕食し、体力は十分に回復しています。
5月末にもなればハゼの稚魚も現れ、ベイトの密度はさらに高まります。
また、河口部にあたるこの三番瀬は、河川へ溯上していくシーバスが集結する地点にもなっています。
このエリアで釣れるシーバスは、アベレージが50〜60cmです。
最大で70cmくらいが現実的ですが、ときどき90cmクラスも釣れています。
初夏ともなるとシーバスの活性は高く、数釣りも可能で、昼夜ともに狙えます。
とくに夏場は、昼間のほうが潮が大きく引くので、デイゲームが成立しやすいです。
しかし、やはりビッグワンとなると、夜に分があるでしょう。
なお、干潮時のみの釣りなので、釣りができる時間は最大5時間くらいです。
浦安市側のポイントは、猫実川の流れ出しに沿ってある、明海地区の埋め立て地沿いからアプローチします。
岸際は浅く、大潮の干潮時には広大な干潟が出現します。
潮位があるときに岸際からシーバスが狙えないことはありませんが、メインポイントとなるのは、その沖にある船道のかけあがりです。
ウエーディングが必要になるため、夜に釣行しようと考えている人は、船道の位置を日中の干潮時に観察しておくことをおすすめします。
実際にウエーディングでエントリーするのは、埋め立て地の中間あたりからです。
それより手前(河口寄り)は、岸近くに猫実川の流芯があります。
沖の船道は、掘り直しているのか、自然に船道の位置が移動しているのか定かではありませんが、毎年、その位置が動いています。
その船道までの距離は、埋め立て地の中間から入った場合500〜800mほど沖になります。
潮が引ききっていないときは、船道の位置がわかりにくいですが、竹杭がその位置を示しているので、それを目標にしましょう。
また、船道は岸と平行に入っているわけではなく、埋め立て地の先端へ向かうにしたがい岸に近づいてきて、埋め立て地先端付近でまた離れていきます。
船道がメインポイントであることに変わりありませんが、もし反応がないときは、埋め立て地の先端から外海側を狙ったほうがいいときもあるので狙ってみましょう。
潮さえ引いていればどのタイミングでも釣りは成立します。
下げ7分くらいから立ち込みはじめ、浅場の小さな変化を探りながら、引き潮に合わせて船道を目指すのが標準的なスタイルです。
船道の幅は30mほどなので、手前のかけあがりはもちろんのこと、場所によっては沖側のかけあがりを狙うことも可能です。
前述したとおり、船道周辺には竹杭が広い間隔で設置されているので目安となりますが、そのかけあがりの角度などは場所によって異なるので、自分の目と足で確認しましょう。
ただし、この船道は最終的に壁のように落ち込む地形をしているため、無理な立ち込みはしないようにしましょう。
最干潮時でも渡ることはできません。
船道にはまるで川のような速い流れが発生します。
この流れに対し、ややアップにキャストし、流れを横切るようにリトリーブしてくるのが、べーシックな釣り方です。
リトリーブスピードは、スローのただ引きが基本です。
一定のスピードで引いてきて、流れの変化を受けたときにルアーが不規則に動くことが、いい誘いになります。
また、デイゲームにおいては、ミディアム〜ファストでリトリーブして、ベイトがいればトウイッチやジャークを軽く入れるのも有効です。
アタリははっきりとでることが多くアタリがあったら即アワセを入れましょう。
ここで注意したいのが竹杭です。
大物をかけたときに竹杭へ走られたらどうしようもありません。
あらかじめ、そうならないようなコースを引いてくる必要があります。
ライフジャケットの着用は大前提です。
深みなどの地形変化に注意してください。
アカエイも多く棲息する地域なので、移動する際はスリ足で慎重に歩くようにしましょう。
千葉県千葉シーバス釣りポイント【三番瀬】のおすすめルアー
ジップベイツ/ZBLスライドスイムミノー120
フックはST-46#3
シンキングペンシルだが表層を狙いやすく、飛距離が抜群なので広範囲を狙うことができます。
船道の対岸のかけあがりも射程圏内になります。
ジップベイツ/ZBLシステムミノー11Fタイダル
フックはST-46#5
千潟の定番です。
表層の一定レンジを思いどおりにトレースしやすいです。
アクションは大振りではないので、どんな状況のシーバスにも対応できます。
アイマ/B-太80SR
フックはST-46#6
イナッコなどを模して使うことが多いです。
デッドスローでリトリーブすると、今まで生命反応がなかった場所でアタリがでだすこともあります。
アイマ/ジーン110
フックはST-46#5
細身のボディなので、アングラーが多いときでもプレッシャーを与えずに使いつづけられます。
アクション自体は比較的大きめです。
ダイス/ベイクラップ90
フックはST-46#5
使い方次第で変化を見せるシャローランナーです。
夜なら流れの変化でフラッタリングが誘いに、昼ならジャークなどで意図的にダートを演出します。