東京メトロの辰巳駅や出雲駅からもアクセス抜群!

夏場でも安定した釣果が望めるベイエリアの有望シーバスポイントを紹介していきます!

辰巳運河への行き方

車なら首都高速道路・有明IC、新木場ICなどが便利です。

電車なら東京メトロ有楽町線・辰巳駅か、東京臨海鉄道・東雲駅を下車すればすぐです。

辰巳運河のシーバス攻略法

東京都江東区は、その東西を隅田川と荒川によって挟まれています。

海に面した南側はほとんどが埋め立てによってつくられている、湾奥シーバスには欠かせないエリアです。

区内には大小の運河が、文字どおり縦横無尽に流れています。

どの運河にもシーバスがいるといっても過言ではありません。

また、アクセスがよい場所が多いうえ、明暗部、橋脚、水門、護岸、シャローなど、ポイントを構成する要素が豊富なのも魅力です。

なかでも辰巳運河は、最もおすすめしたいフィールドのひとつです。

春はバチ抜けパターン、夏は海が近いことからカタクチイワシの回遊が見られ、シーバスが安定して狙える場所です。

とくに夏場となると、シーバスを狙ううえで水質がいい所を探す、というのが鉄則になります。

この運河は潮通しが非常にいいので、イナッコやカタクチイワシといったベイトの回遊が多いです。

そのため、夏場でも安定して釣ることができ、ビギナーから上級者まで楽しめます。

なお、ほかの運河と同様、立ち入り禁止区域が多いです。

釣りは基本的に右岸からのみになります。

狙うべきタイミングは、夕まずめから夜にかけてです。

とくに潮が下げているときは流れが速くなることから狙い目です。

では、辰巳運河を下流側から見ていきましょう。

運河の最下流部に架かる新末広橋周辺、その上流にある湾岸道路と、国道357号(新辰巳橋)までの区間は、立ち入り禁止になっているので、釣りをすることができません。

実際に釣りができるのは、新辰巳橋のすぐ上流の右岸側からです。

そこからこの運河の象徴でもある辰巳水門、そしてさらに上流にある辰巳橋までの、800mほどの水辺が、一部を除いて、釣り場となります。

新辰巳橋から辰巳水門にかけては、石がきれいに組まれた護岸になっています。

水際には高さ1mほどの柵があるので、この柵の内側からキャストしていくことになります。

この一帯の地形としては、手前が浅く、運河中央の船道にかけて、水深5mくらいまでなだらかに落ち込んでいます。

辰巳運河のシーバス実績ルアー

バスデイ/レンジバイブ70ES

速巻きでも抵抗が少なく、フォール姿勢も安定します。

中層での高速リトリーブからのストップで落とすとバイトが出ます。

ミノーでは反転してしまう魚に対し有効です。

 

タックルハウス/TKLM9/11

抜群の飛びとキレのあるダートで、表層万能系としては最強のミノーです。

ただ巻きに軽めのジャークを織り交ぜるのが有効です。

最大魚もこのルアーで釣れました。

 

ダイワ/ペンシル

魚の活性を上げたり、魚の有無をチェックするために使う、夏の超定番です。

テンポの早いドッグウォークにも、飛び出さずにしっかり動きます。

 

ティムコ/ベイスラッグ80S

ミノーで叩いたあとでもバイトがだせます。

壁際、橋脚、台船などの縦ストラクチャーで使用します。

エギをソフトにシャクるイメージで、左右にダートさせます。

 

アイマ/ B-太70

潜行深度50m。

小技無用の食わせルアー。

固定重心で着水直後からの泳ぎだじが早く、チャンス倍増。

ただ誉きで様子をみて、その後ジャークを入れてもOKです。

辰巳運河のおすすめポイント ①辰巳水門上流側

 

ある程度潮位が下がると干上がるゴロタ石が岸際に入っています。

辰巳水門の上流にあるワンドもシャローエリアとなっています。

岸から5mほど先から、なだらかに深くなる地形をしています。

ここもやはりベイトがたまりやすいです。

なお、水門の北側に架かっている辰巳桜橋は、橋脚が遠いためキャストしても届きません。

橋によってできる明暗部を狙っていきましょう。

水門北側のワンドを過ぎると、そこから辰巳橋までの区間は、まっすぐな岸壁が続く何の変哲もないエリアです。

ミノーでテクトロをしてもいいし、ショートキャストを繰り返しながら壁沿いを狙いましょう。

もしくは、岸から10mくらい沖にあるブレイクについたシーバスをひろっていく方法もあります。

なお、やる気のあるシーバスは、フローティングミノーヘの反応がいいです。

もしこの岸壁沿いを往復して釣るなら、行きはフローティング、帰りはシンキングとレンジを変えれば、効率よくシーバスが獲れるでしょう。

この岸壁は水面まで2mくらいあるので、大物がかかったときのためにランディングネットがあると安心です。

辰巳橋は、橋の下に入ることができないため、下流測から明暗部を狙います。

夏から秋にかけては、台風などによる大水が出て運河内の水が攪拌されてしまうことがあります。

こうなるとシーバスはいったん海へ出てしまうようです。

しかし、だいたい1週間もすればシーバスは運河内に戻ってきています。

辰巳運河のおすすめポイント ②辰巳水門下流ワンド

辰巳水門は、流れが狭められるだけではなく、流れが大きく曲げられている特微的な水門です。

この水門の右岸下流側に広がるワンドは、このあたりで最も浅いエリアです。

1mもルアーを沈めればすぐに根がかりしてしまうほどです。

ワンドには、春のバチ抜けはもちろん、夏場もカタクチイワシがたまりやすく、見逃せないポイントになっています。

このシャローは、岸から20mほど先から深くなります。

そこにシーバスがいて、ベイトを虎視眈々と狙っています。

もちろん、水位が高ければ、シーバスもこのシャローに入ってくることもあります。

ベイトがたまっているシャローヘダイレクトにルアーをキャストしてもいいです。

基本的にシーバスはシャローから流芯ヘ引っ張られてくるベイトを待ち構えています。

沖目のやや深い場所を狙っていったほうが効果的でしょう。

このワンドから水門自体を直接狙うことはできませんが、水門からの流れ出しを狙うことはできます。

ここは深くて流れもきついことから、流れを横切るようにルアーを引くことになります。

このとき、その流れに引っ張られて翻弄するカタクチイワシを演出できればチャンスはあります。

水門の上流側も同様です。